bBはトヨタが2000年から2016年まで発売したコンパクトカーです。
未知の可能性を秘めた箱「ブラックボックス」のイニシャルから、bBはネーミングされています。一目でわかる存在感のあるトールボックスデザインと、若者の様々な使い方をサポートできる広く快適な室内空間を特長とするクルマです。
外形はプレーンな面で構成されたボックスをイメージさせ、全長3945mm、全幅1690mm、全高1640mmのコンパクトなボディサイズでありながら、1クラス上のボリューム感のある意匠を創出。
室内は箱型の外形にマッチした直線基調のインストルメントパネル、ドアトリムとしたうえ、丸型センターメーターを配し、個性的なインテリアが演出されます。
さらに1.5リッターVVT-iおよび1.3リッターVVT-iのBEAMSエンジン、高性能4速ATの採用によって快適な走りを実現。初代はヴィッツのプラットフォームをベースに設計されており、衝突安全ボディGOAによる高い安全性を確保しています。
2005年12月にはフルモデルチェンジを実施。2代目はダイハツのパッソ(トヨタのブーン)ベースに変更となり、「クルマ型Music Player」を開発テーマに、「いつも音楽に囲まれて暮らしたい」というライフスタイルをクルマで表現。
「音、光、まったり」をキーワードに、最新の音響技術を駆使したオーディオシステムや、音と連動して明滅するイルミネーション、隠れ家的な雰囲気を演出するために新開発したフロントシートの採用など、音楽を楽しむための室内空間を追求しました。
現在のbBの中古車価格は、平均で約33万円と大変手頃な価格です(2020年4月調べ)。グレードアップを重ねて多くの方に親しまれているトヨタのbB、お気に入りの一台を見つけたら購入を検討してみても良いでしょう。