【スバル フォレスターの基本情報】
スバル「フォレスター」は5代目となる現行モデルが2018年6月に販売開始されました。フォレスターは近年のSUVブームのなかでも本格ミドルサイズSUVとして存在を示しています。国内では高い悪路走破性から豪雪地帯で特に人気の高いフォレスターですが、取り回しの良さから都市部でも好セールスを記録しています。
2020年上半期における普通車販売台数ランキングでは31位、1万1,358台を記録しています。その人気は日本国内だけにとどまらず、北米を中心に海外でも好調なセールスを記録しています。北米での2019年1月〜9月の新車販売台数は前年比から4.4%増の約52万台を売り上げています。
2020年10月にはマイナーチェンジを実施され、待望のターボエンジンを搭載したグレードが追加されました。
【スバル フォレスターのグレード構成は】
2023年3月現在、全グレード共通で駆動方式はAWD(常時全輪駆動)、トランスミッションはリニアトロニックです。
パワーユニットは「ツーリング」「エックスブレイク」「アドバンス」が2リッターDOHC直噴+モーター(e-BOXER)を搭載し、「スポーツ」と「STIスポーツ」には1.8リッターDOHC直噴ターボ DITが搭載されています。
特に、2022年8月に追加された最上級モデル「STI Sport」には、「STI Sport」専用の内外装と、STI(スバル・テクニカ・インターナショナル)がチューニングした専用の前後ダンパーが採用され、スポーティかつ上質な走りを実現しています。
【スバル フォレスターのエクステリアデザイン・サイズは】
次世代スバルのデザインフィロソフィー「ダイナミック×ソリッド」が表すとおり、フォレスターはミドルサイズSUVらしい質実剛健なスタイルを備えています。初代モデルから一貫して変わらないフォレスターらしいデザインが大きな魅力です。
現行フォレスターのボディサイズは全長4612mm、全幅1815mm、全高1715mm・1730mm(エックスブレイク)、ホイールベース2670mmです。ボディサイズからは想像できないほどの取り回しの良さと、広々とした室内空間が高い水準で両立されています。
【スバル フォレスターのインテリアデザインは】
機能的で洗練されたスポーティな室内空間はアウトドアから普段使いまで、高い使い勝手の良さを発揮します。シートレイアウトは全グレード共通で前後2列シート、定員5名の仕様です。
スクエアボディの強みを生かした広々とした足元とラゲッジルームが特徴的です。ラゲッジルームの容量は「スポーツ」が520リッター、その他のグレードが509リッターとなっています。
リアドアの幅広い開口部のおかげで大きな荷物もスムーズに積み下ろしが可能です。
【スバル フォレスターの搭載エンジン・駆動方式は】
「ツーリング」「エックスブレイク」「アドバンス」のパワーユニットには「e-BOXER」が搭載されています。ハイブリッドシステム「e-BOXER」は優れた低燃費性能と軽快な走りを両立します。
「スポーツ」に搭載されているターボガソリンエンジンは低回転域から高トルクを発生させ、スポーティな走りを実現します。
これらのパワーユニットに組み合わされるトランスミッションはCVT方式の「リニアトロニック」、駆動方式はスバル独自の「シンメトリカルAWD」となります。
【スバル フォレスターを購入するポイント】
フォレスターの新車販売価格帯は291万5,000円〜328万9,000円です。全国のスバルディーラーで全グレードが展開されています。
新車の売れ筋グレードは
全4グレード中「エックスブレイク」が最も売れ筋となっています。その理由はロープホール付きルーフレールや、室内外に配されたレッドオレンジの加飾パーツ、撥水加工シートなどの「エックスブレイク」だけの装備が充実しているためです。
価格も305万8,000円からとコストパフォーマンスが高いことで評判のグレードです。
購入の注意点は
フォレスターの乗車定員は5名ですが、実質的なライバル車種である日産「エクストレイル」は3列シートを備えた7人乗りモデルが存在します。購入時にはフォレスターの走行性能とエクストレイルの利便性を比較検討することになるでしょう。
なお、競合する両モデルの相見積もりを取ることで、有利な条件を引き出すことが可能です。
【スバル フォレスターまとめ】
ミドルサイズSUVのなかでもトップクラスの人気を誇るスバル フォレスターは、同社の「XV」「レヴォーグ」などのラインナップのなかでもひときわ存在感が際立ちます。スペック上での走行性や安全性に関してはレヴォーグの評判が高いことは否めません。
しかし、フォレスターは都市部から高速道路、そしてオフロード走行まで安定した走行性能を発揮できる頼りがいのあるクルマです。本格ミドルサイズSUVをお探しの方はぜひフォレスターを検討してみてください。