クリッパーは、2003年から2013年まで日産から販売されていた軽自動車であり、日産が初めて投入した軽商用車です。クリッパーは三菱からミニキャブのOEM供給を受けるモデルです。車名は「駿馬、俊足を誇る馬」の意味を表す英語を由来としており、1958年9月から1976年1月までの間、日産の小型トラックの車名として使用されていた伝統的な名前でもあります。
ボディサイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高1785mmにもかかわらず、荷室長1840mm、荷室幅1370mm、荷室高1230mmという広積載スペースを確保しており、クラストップレベルの積載性を実現。ビールケース、パンケース、畳、ベニヤ板などを数多く積載可能です。また、バックドア開口幅1285mm、荷室床面地上高650mmであり、積み下ろし作業も楽に行うことができます。
エンジンは660ccの3G83エンジンを搭載。実用域でのトルクを高め、荷物を多く積載した場合の発進や坂道での加速に対応しています。トランスミッションは、5速MT、3速AT、4速ATの3種類を設定しています。
安全面では一部の特装車を除き、全車に運転席SRSエアバッグシステムを採用しています。
現在、日産クリッパーを中古車で購入したい場合、平均で約27万円というリーズナブルな価格帯となっています。(2020年4月調べ)日産クリッパーは維持費や積載性から人気が高いモデルです。質の高い車体と出会ったなら、購入を考えてみても良いかもしれません。