ダイハツ工業(株)は、軽乗用車「タント」をマイナーチェンジし、2015年12月14日から発売しました。「タント」は、モアスペース系の軽乗用車として、発売以来、子育てファミリーを中心に幅広く支持を得ているダイハツ基幹車種の一つです。
その後の一部改良を経て、 ダイハツ独自の衝突回避支援システムである「スマートアシストII」を進化させ、「スマートアシストIII」として初めて搭載するなど、安全性能を進化させるとともに、使い勝手を向上させています。
安全性能に関しては、スマートアシストIIIの搭載に加え、リヤに2箇所のソナーセンサーを設置することで、死角となる左右後方の障害物を検知し、ブザー音で運転手に警告する「コーナーセンサー」を搭載。また、パワースライドドアに予約ロック機能を追加し、すでに「ムーヴ」や「キャスト」などで採用している「Dassist切替ステアリングスイッチ」を全車標準装備としました。
さらに、28.0km/Lの低燃費を実現。e:Sテクノロジーの3本柱「パワートレーンの進化」「車両の進化」「エネルギーマネジメント」のうち車両の進化が大幅に向上しました。前方はAピラー形状の工夫による風の乱れを抑制し、後方は、スポイラー一体のバックドアの採用により、車両後方の風の流れを整流化。さらにフロア下の風の乱れも抑制することで、Cd値はミラ並みを達成し、カテゴリー内で圧倒的な空力性能を実現しています。