【トヨタ ルーミーの基本情報】
トヨタ「ルーミー」は、2016年からトヨタ自動車が販売しているトールワゴンタイプの小型乗用車で、トヨタ自動車の機能子会社であるダイハツ工業が製造販売を行う「ダイハツ・トール」をベースとしてOEM供給された車です。
広々とした空間『Living』と余裕の走り『Driving』を組み合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」をコンセプトに作られました。
【トヨタ ルーミーのグレード構成は】
2021年8月現在、ルーミーには駆動方式として2WDと4WDが設定されています。
グレード構成は、2WD車が「1.0 X」、「1.0 G」、「1.0 G-T」、「1.0 カスタム G」、「1.0 カスタム G-T」の5グレードとなります。「1.0 G-T」と「1.0 カスタム G-T」には、インタークーラー付ターボエンジンが搭載されています。
価格は「1.0 X」が155万6,500円、「1.0 G」が174万3,500円、「1.0 G-T」が186万4,500円、「1.0 カスタム G」が191万4,000円、「1.0 カスタム G-T」が204万6,000円となっています(すべて税込)。
4WD車は「1.0 X 4WD」と「1.0 G 4WD」、そしてインタークーラー付ターボエンジンを搭載する「1.0 カスタム G 4WD」の3グレードとなります。
価格は「1.0 X 4WD」が173万2,500円、「1.0 G 4WD」が191万9,500円、「1.0 カスタム G 4WD」が209万円となっています(すべて税込)。
【トヨタ ルーミーのエクステリアデザイン・サイズは】
ルーミーは「品格と艶やかさ」をテーマに、厚みのあるヘッドランプや面を強調したグリルを採用して重厚感のある力強さを表現しています。
2020年9月にマイナーチェンジが行われ、新たにLEDヘッドランプを採用して精悍な顔つきになり、フロントバンパーやグリルはより存在感のある印象になりました。また、カスタムモデルはフロントグリルとバンパーが立体的なデザインとなり、よりスポーティーな印象を与えています。
さらに、ルーミーは、最小回転半径4.6mのコンパクトなサイズ感も特徴です。コンパクトな見た目にもかかわらず、前後乗員間の距離は最大1105mmが確保されており、広々とした後席周りの空間を実現しています。
後席のドアは乗り降りがしやすいように、電動で開閉可能な両側パワースライドドアを搭載。パワースライドドアはワンタッチオープン機能、予約ロック機能付きです。
なお、ルーミーのボディサイズは、全長3700mm(X、G)、3725mm(カスタムG、カスタムGーT)、全幅1670mm、全高1735mmです。ホイールベースは2490mmとなっています。
【トヨタ ルーミーのインテリアデザインは】
ルーミーのインテリアデザインは、ハイテクイメージとワイド感を追求したデザインです。インストルメントパネルは水平方向に広がったデザインで、機能性を高めながらワイドな印象を表現し、見晴らしの良さを実現しています。
運転席前に配置されたメーターは、フードが低く抑えられており、視認性を高めています。内装の色は温かみと落ち着きを感じられるようなブラウンとオレンジが基調です。
また、カスタムグレードには、シルバー加飾とテックブルーの組み合わせが映えるブラックの内装に撥水加工シートを採用しています。
そのほか、5リッターの容量を持つ脱着式の大型センターダストボックス、紙パックのドリンクも置くことが可能な回転式カップホルダーなど、多様な収納スペースを用意。乗降用大型アシストグリップを採用することで、子どもから大人までスムーズに乗車可能になりました。
また、パワースライドドアと連動して点灯する後席ステップランプも採用し、夜間や暗い場所でも安心して乗り降りできるようになっています。
【トヨタ ルーミーの搭載エンジン・駆動方式は】
ルーミーの駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)の2種類が用意されています。
搭載されるエンジンは最高出力69psの1リッター自然吸気エンジン「1KR-FE」と、最高出力98psを発生するインタークーラー付ターボエンジン「1FR-VET」の2種類。このエンジンにCVTのトランスミッションが組み合わされ、全車エコカー減税対象車となる優れた低燃費性能を実現しています。
燃費性能は2WD車がWLTCモードで24.6km/L、4WD車が22.0km/L、ターボ車は21.8km/Lとなっています。
また、アクセル操作に対してすぐれたレスポンスをもたらす「スポーツモード」が一部グレードに設定されており、高速道路などの走行も安心です。
【トヨタ ルーミーを購入するポイント】
ルーミーは全国のトヨタ系列の販売店で購入ができます。
新車の売れ筋グレードは
ルーミーのグレード構成は、2WD車が「1.0 X」、「1.0 G」、「1.0 G-T」、「1.0 カスタム G」、「1.0 カスタム G-T」となっています。4WD車は「1.0 X 4WD」と「1.0 G 4WD」、「1.0 カスタム G 4WD」です。
この中で人気が高いグレードが、2WDの「1.0 カスタム G-T」と「1.0 カスタム G」です。
この2グレードの一番大きな違いは、搭載エンジンです。「1.0 カスタム G-T」はターボ付きのエンジンであるのに対して、「1.0 カスタム G」は自然吸気エンジンです。
「1.0 カスタム G-T」に搭載されるターボエンジンは、「1.0 カスタム G」の自然吸気エンジンと比べて最高出力が29ps、最大トルクが48N・mも高く、そのパワーは1.5リッタークラスのクルマに匹敵します。街中では、それほど動力性能の差は感じられませんが、高速道路や山道などの上り坂ではかなりの差があるでしょう。
さらに「1.0 カスタム G-T」には「1.0 カスタム G」よりも大きなタイヤを履いており、エンジン出力に見合ったハンドリングを味わえます。アクセルレスポンスを向上させる「スポーツモード」もついており、走りを追求しているモデルであると言えます。132,000円の価格差はありますが「1.0 カスタム G-T」にはそれに見合った価値があるでしょう。
購入の注意点は
車を購入する際には、より安い値段で購入したいものです。ルーミーはトヨタで人気のトールワゴンで、居住性が高いことからファミリー層に人気が高い車となっています。
値引きの交渉をする際には、競合車であるスズキの「ソリオ」などとあせて見積もりを取る、他の販売店からもルーミーの見積もりを取るなどして値引き交渉が優位になる手段を手に入れておきましょう。
実際に値引き交渉をする際は、本体価格とオプション費用とを個別に値引きしてもらう方法が一般的です。他のクルマを下取りに出してルーミーに乗り換えたい方は、下取りに出す車の査定額を事前に調べておくことをおすすめします。
【トヨタ ルーミーまとめ】
2016年に販売が開始されたルーミーは、居住性が高く乗り降りがしやすいトールワゴンタイプの小型乗用車として人気が高い車種です。2020年にはマイナーチェンジが行われ、現在でも人気が高いことがうかがえるでしょう。
また、一部グレードには「スポーツモード」を搭載するなど、走りの楽しさも追求された車であり、山道や高速道路でも安心して乗用できる車です。実際に購入をする際には、競合車の見積もりを取った上で効率よく値引き交渉を進めていきましょう。