【トヨタ ランドクルーザーの基本情報】
トヨタ ランドクルーザーは2021年8月2日に販売を開始した新型クロスカントリーSUVです。1951年「TOYOTA BJ型」の登場以来70年にわたり信頼性・耐久性・悪路走破性が世界中のユーザーから高く評価されてきました。
2007年販売開始からロングセラーモデルとなった「トヨタ ランドクルーザー(200系)」から、14年ぶりのフルモデルチェンジを実施したランドクルーザー(300系)は、発表直後から先行予約の注文が殺到する人気となっています。
【トヨタ ランドクルーザーのグレード構成は】
2021年8月現在、ランドクルーザーのグレード構成は、3.5リッターのガソリンエンジンに5グレード、3.3リッターのディーゼルエンジンに2グレードが設定されています。
ガソリンエンジンには「3.5 GX」、「3.5 AX」、「3.5 VX」、「3.5 ZX」、そして「3.5 GRスポーツ」となります。価格は「3.5 GX」が510万円、「3.5 AX」が550万円、「3.5 VX」が630万円、「3.5 ZX」が730万円。トヨタGR仕様の「3.5 GRスポーツ」は730万円と、かなりの高額となります。
ディーゼルエンジンには「3.3 ZX」と「3.3 GRスポーツ」のみ。価格は「3.3 ZX」が760万円、「3.3 GRスポーツ」が800万円となっています。
また「3.5 GX」、「3.3 ZX」と「3.3 GRスポーツ」は乗車定員が5人乗り。それ以外は7人乗りとなります。
注目グレードはランドクルーザーに初設定となる「3.3 GRスポーツ」です。「E-KDSS」や電動デフロックなどオフロード性能を向上させる装備や、専用のエクステリア&インテリアパーツによって「GRスポーツ」モデルらしいスポーティーなグレードとなっています。
【トヨタ ランドクルーザーのエクステリアデザイン・サイズは】
ランドクルーザーにはクロスカントリーSUVの代名詞とも言える歴代ランドクルーザーの伝統を継承しながらも、先進性のあるエクステリアデザインが取り入れられました。フラッグシップSUVとしての質実剛健さと、先代モデル200系で支持を集めたプレミアム感を両立させたデザインが特徴です。
ラジエータグリルやフロントヘッドランプをフロントフェイスの高い位置にセット、前後バンパーも車体下部の障害物をかわすためのデザインなど、オフロードでの機能性を重視しています。
なお、ランドクルーザーのボディサイズは全長4950mm(VX・AX・GX)/4965mm(GRスポーツ)/4985mm(ZX)、全幅1980mm(VX・AX・GX・ZX)/1990mm(GRスポーツ)、全高1925mmとバンパー形状等が一部グレードで異なるものの、車体外形は従来型を継承しています。
【トヨタ ランドクルーザーのインテリアデザインは】
ランドクルーザーのインテリアはオフロード走行時のシビアな環境下においても、快適さを保つための機能性を追求した室内空間が魅力です。
路面状況の変化を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルに視認性が高い6針式メーターをセット、いかなる状況でも車両の状態を把握できます。また走行・駆動系や空調系のスイッチも機能別にレイアウトされ、走行中でも直感的に操作できる点が魅力でしょう。
従来型からシート構造・配置を見直した新型ランドクルーザーのキャビンは、乗員の膝まわりのゆとりを確保した優れた居住空間を実現可能です。
【トヨタ ランドクルーザーの搭載エンジン・駆動方式は】
ランドクルーザー伝統のラダーフレームは最新技術が投入され、軽量・走行性・静粛性・衝突安全性能が向上したフレームに進化しました。さらに、ボディパネルには高張力鋼板を採用する箇所を拡大、約200kgもの軽量化につながっています。
そんな車体に搭載されるエンジンは高トルク&高馬力と環境性能を両立した3.5リッターV6ツインターボのガソリンエンジン、または3.5リッターV6ツインターボのディーゼルエンジンです。
トランスミッションは電子制御10速ATが採用され、ガソリン・ディーゼルに合わせて低回転域や高速回転域での駆動力特性や変速タイミングが最適化されました。
また、フルタイム4WDには路面状況に応じて6つの走行モードを選択できるシステムも搭載されています。
【トヨタ ランドクルーザーを購入するポイント】
ランドクルーザーは各トヨタ系列販売店で販売中です。ここではランドクルーザーの売れ筋グレードと購入時の注意点をご紹介します。
新車の売れ筋グレードは
ランドクルーザーの売れ筋グレードは、実質的標準グレードにあたる「3.5 AX」とされています。エントリーモデル「3.5 GX」より40万円高ですが、「3.5 AX」から3列目シートが追加されて乗員が5人から7人へと増員可能です。
さらに、「3.5 AX」を上位グレード「3.5 VX」と比較すると、シルバー塗装&メッキ加飾ラジエーターグリルや本革シートをはじめとする豪華装備の差で80万円高になります。
しかし、安全装備「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)」など機能が同じ箇所も多く、装備と価格のバランスで見ると「3.5 AX」が最も狙い目のグレードと言えるでしょう。
購入の注意点は
2021年8月現在、ランドクルーザーは国内向けの生産枠5,000台/年を大幅に上回る受注が入っているとされ、注文から納車までに1年以上の時間を要する見込みです。
さらに、トヨタは半導体部品不足などが影響して愛知県高岡工場の生産ラインを一部稼働停止しており、この影響はランドクルーザーにも及んでいます。そのためランドクルーザーを購入する際にはなるべく早く販売店に注文を入れることをおすすめします。
【トヨタ ランドクルーザーまとめ】
従来モデル200系から14年ぶりのフルモデルチェンジを実施したランドクルーザー300系、トヨタのフラグシップモデルとして日本のファンはもちろん、世界中で注目を集めています。
トヨタが長年にわたり蓄積してきた伝統と技術が融合し、ランドクルーザーは「世界中のどんな道でも疲れない走り」を実現しました。ランドクルーザーのデビューを機に本格クロスカントリーSUVを手にしたい方、従来型からの乗り換えを検討中の方は早めにトヨタ系列の販売店で実車やカタログをチェックしてみましょう。