コロナはトヨタが1957年から1996年まで発売したセダンです。
1950年代の中頃、国内の乗用車市場で1000cc以下の小型車市場の伸びが著しく、タクシー業界や販売店からの要請があったことから、初代コロナが開発されました。車名の由来は、「真赤に燃える太陽、そのまわりの淡い真珠色の光。太陽の冠」という意味からきています。
コロナは歴史の長いクルマで多くのフルモデルチェンジが実施されており、1992年には最終モデルの10代目が登場(11代目は車名にサブネームが付いてコロナプレミオとなっています)。
「美しさと高い機能が調和したコンフォートデザイニング」を基本コンセプトとし、新しく、美しいフォルムに加え、室内空間、基本性能を進化させ安全や環境へも十分に配慮したコンフォートミディアムセダンとして10代目コロナは開発されました。
エクステリアは合理的なパッケージと優れた空力性を備え、同時に豊かで伸びやかな美しいラインでまとめ上げ、セダンスタイルの新しい流れを創出。
ボディサイズは全長4520mm、全幅1695mm、全高1410mmです。
使いやすさと快適さを徹底追及した広い室内空間も10代目コロナの大きな魅力で、美しい外形フォルムとクラストップレベルの居住性、収納性を両立。さらにドアステップを低くし、ステアリング位置を高くするなど、乗降性に優れます。
エンジンは1.6リッター(105ps)、1.8リッター(125ps)、2リッター(140ps)の3種を設定。いずれも優れた安定走行性を実現しています。現在のトヨタのコロナの中古車価格は、平均で約82万円です(2020年4月調べ)。車体の状態が良好であれば、早期購入もおすすめです。