【スバル シフォンの基本情報】
スバル「シフォン」は、2016年12月に販売を開始した軽トールワゴンです。初代モデルは全グレードに予防安全システム「スマートアシストIII」を標準装備したモデルであり、日常の使い勝手の良さと、高い安全性能を追求した軽自動車として発売されています。
発売当時における月間販売目標は800台で、2017年2月には月間販売台数910台を記録。2019年7月にフルモデルチェンジを実施し、プラットフォームを刷新し走行性能の底上げを実現しました。乗降性を高めるミラクルオープンドアなどの装備を搭載されたことで、より利便性の高いモデルへと進化を遂げています。
なお、2019年度における合計販売台数は5,943台を記録している人気モデルとなっています。
【スバル シフォンのグレード構成は】
2021年5月現在、シフォンは通常モデルが「L」「G」「GS」の3グレード。カスタムモデルが「R」「Rリミテッド」「RS」[RSリミテッド]の4グレードで、合計7種のグレードを展開しています。
価格帯は通常モデルが134万2,000円~172万7,000円で、カスタムモデルが174万9,000円~206万2,500円(すべて税込)です。通常モデルの「GS」を除く全グレードが2WDと4WDに対応しており、「GS」のみ2WD対応になっています。
【スバル シフォンのエクステリアデザイン・サイズは】
新型シフォンはプラットフォームを刷新し、衝突構造の合理化や超高張力鋼板の効率的な配分により、アッパーボディの軽量化を実現しました。スタンダードモデルの車体重量は880kgで、初代モデルと比較して40kgの軽量化を実現しています。
デザイン面ではAピラーが細くなり、運転時における視野角を広く確保できるように工夫が施されています。ボディサイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高1755mm(4WD車:1775mm)で、ホイールベースは2460mmとなります。
【スバル シフォンのインテリアデザインは】
通常モデルは白を基調としたインテリアデザインで、エアコンの通風口にグリーンあるいはネイビー、ブラックのアクセントカラーが用いられています。ボディカラーによってアクセントカラーの種類は異なっており、落ち着いた印象を与えるデザインが特徴です。
カスタムモデルはインテリアが黒系統の色で統一されており、シックでスタイリッシュな印象のデザインが施されています。
収納面においては、助手席とリヤシートをフルフラットにできるので、幅をとる荷物も収納できる利点があります。また、運転席ロングスライドシート(最大540mm)と助手席ロングスライド(最大380mm)の組み合わせにより、前席に座った状態での後席へのアクセスや、前後の席をウォークスルーで移動する際の利便性を高めています。
【スバル シフォンの搭載エンジン・駆動方式は】
「L」「G」「R」「Rリミテッド」には660㏄直列3気筒DOHCエンジンを。「GS」「RS」「RSリミテッド」には660㏄直列3気筒DOHCにインタークーラーターボを付けたエンジンをそれぞれ搭載しています。
駆動方式は2WDと4WDの2種類ですが、「GS」は2WDのみの展開となります。
フルモデルチェンジに伴って燃焼室サイズの最適化やインタークーラーの大型化などが行われているので、高い加速性能と燃費効率を備えた1台と言えるでしょう。
【スバル シフォンを購入するポイント】
新型シフォンは全国のスバルディーラーで販売が行われています。カスタムモデルも含めた新車価格は134万2,000円~206万2,500円です。
新車の売れ筋グレードは
ハイグレードモデルの「G」はドアのイージークローザーやキーレスアクセスなどが標準装備されており、2WDの新車価格は149万500円(税込)です。スタンダードモデルの「L」は各種システムやパーツなどの装備はなく、2WDの新車価格は134万2,000円となっています(2021年6月現在。
購入の注意点は
新型シフォンは2019年7月にフルモデルチェンジを実施したばかりのため、値引き交渉の難易度は高い方だと言えます。値引き交渉を行う際には競合車の名前を出したり、シフォンのOEM供給を行うダイハツのタントを比較に出したりする方法が有効でしょう。
【スバル シフォンまとめ】
シフォンは優れた安全性能を備えている軽トールワゴンです。フルモデルチェンジに伴って車体の強度向上や軽量化などが行われており、乗り心地の向上と加速性能の強化なども図られています。
ファミリカーとしてだけではなく、アウトドアやレジャーにも最適な趣味性の高い車としても活躍するでしょう。
実際に購入を検討する際にはシフォンの競合車、あるいはOEM供給を行うダイハツのタントを比較対象として値引き交渉を行うようにしましょう。