マキシマは、日産が日本国内では1988年から1994まで販売していたセダンです。北米市場では1981年に910型の「ブルーバード」をベースとする「DATSUN 810 MAXIMA」を発売したのを皮切りに、現在では8代目となる「A36型」が生産されています。マキシマは現在日本では販売されていませんが、世界では、アメリカ、カナダをはじめ、メキシコ、ドバイ、中国、韓国などで販売されています。
エクステリアはスポーティでありつつも風格を備えたデザインです。ボディサイズは、全長4765mm、全幅1760mm、全高1346~1400mmです。マキシマは、日本の小型自動車である5ナンバー枠の全幅(1700mm)を上回る最初のモデルであり、室内は大きなボディによる広々とした空間を実現しています。
パワートレインは、3リッターのV6エンジンを搭載。同エンジンは、太いトルクと静粛性が特徴で、快適な走りを愉しむことができます。また、マキシマは、エンジンを車両の前方に設置し、前輪のみを駆動する、FF方式を採用。この方式により、車体の軽量コンパクト化や居住空間を広くすることが可能になり、後輪駆動車に比べて直進走行の安定性を確保しました。トランスミッションは4速ATおよび5速MTを採用しています。
安全面では、4輪・アンチスキッド・ブレーキ・システム(4WAS)やABSを搭載。マキシマは、日産車で最初にABSを採用したモデルでもあります。
現在、マキシマは市場に出回る台数が少ない状態となっています(2020年5月調べ)。もし購入を検討されている方は、マキシマの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。