ブルーバードは、日産が10代に渡り1959年から2001年まで発売したセダンです。ブルーバードとしては42年間の歴史があり、販売終了後はブルーバードシルフィの系譜として引き継がれました。ブルーバードとはメーテルリンクの童話「青い鳥」に由来し、古くから青い鳥は欧米で「幸せの青い鳥」として幸せの象徴とされたことから名づけられた車名です。
日産ブルーバードの10代目は、1996年にフルモデルチェンジされ販売を開始しました。従来のハードトップは廃止して端正なセダンボディのみを設定。スポーティなSSSシリーズと高級感を追求したルグランシリーズを展開しています。
エクステリアは、9代目が独特なフォルムであったのに対して、ユーザーのニーズに応えて標準的な箱型を採用。SSSはよりクリアなヘッドランプと洗練されたグリルでさらにアクティブな印象を漂わせます。ボディサイズは全長4565mm、全幅1695mm、全高1395mmとスリムな印象を持ちます。
インテリアには、サポート性に優れる新形状シートを採用。腰をしっかり支えるパッドが入っているため正しい姿勢が保たれ、長時間の運転でも疲れにくいシートです。
エンジンはそれぞれ1.8リッターと2リッターのガソリンエンジン、2リッターディーゼルエンジンを搭載。トランスミッションは5速フロアMTとOD付き4速ロックアップATの2種類の展開となっています。
現在、日産ブルーバードを中古車で購入したい場合、平均で約52万円というリーズナブルな価格帯となっています(2020年4月調べ)。日産ブルーバードは運転のしやすさや走行性に定評があります。良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。