【ホンダ N-BOXの基本情報】
ホンダ N-BOXは、2011年から本田技研工業が製造・販売している軽トールワゴンです。2017年にフルモデルチェンジが行われ、現行のN-BOXは2代目になります。
2代目N-BOXは「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトとし、ファミリーカーの新しいスタンダードとなることを目指して開発されました。
プラットフォームとパワートレインを新開発し、充実した機能を備えながら先代よりも約80kgの軽量化に成功しています。
また、2代目N-BOXは、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」をホンダの軽乗用車として初めて採用したモデルでもあります。
【ホンダ N-BOXのグレード構成は】
2021年6月現在、N-BOXは駆動方式としてFFと4WDが用意。グレード展開はノーマルモデルで「G」「L」「EX」、「Lターボ」「EXターボ」。カスタムモデルで「L」「EX」、「Lターボ」「EXターボ」の展開となります。
そしてグレード構成の1つにシート仕様があり、「G」「L」「Lターボ」は「ベンチシート仕様」。「EX」「EXターボ」は「スーパースライドシート仕様」が設定されています。
さらに福祉車両として「スロープ仕様」を用意。こちらは駆動方式がFF、4WDで、ノーマルモデルの「G」「L」「Lターボ」。カスタムモデルの「L」が選択可能です。
価格はノーマルモデル「G」FF車が142万8,900円、4WD車が156万2,000円。「L」FF車が155万9,800円、4WD車が169万2,900円。「Lターボ」FF車が175万8,900円、4WD車が189万2,000円。「EX」FF車が165万8,800円、4WD車が179万1,900円。「EXターボ」FF車が180万9,500円、4WD車が194万2,600円。
カスタムモデル「L」FF車が176万9,900円、4WD車が190万3,000円。「Lターボ」FF車が196万9,000円、4WD車が210万2,100円。「EX」FF車が187万9,900円、4WD車が201万3,000円。「EXターボ」FF車201万9,600円、4WD車が215万2,700円となっています。
【ホンダ N-BOXのエクステリアデザイン・サイズは】
現行N-BOXは、先代のN-BOXの持つ軽乗用車の枠を超えた車格感や空間の豊かさを継承しています。
そのほか、全タイプに標準装備されるLEDヘッドライトやルーフサイドの溶接にルーフレーザーブレーズを採用するなどして、細部にわたって洗練と上質が追求されたデザインとなっています。
ボディサイズは、全長3395mm、全幅1475mm、全高はFF車が1790mm、4WD車が1815mmとなっており、ホイールベースは2520mmです。全高が少し高くなりましたが、全長や全幅、ホイールベースは先代のN-BOXとほとんど変わらないサイズに設計されています。
【ホンダ N-BOXのインテリアデザインは】
ホンダ N-BOXのインテリアデザインはベージュ色を基調とし、カフェにいるかのようにリラックスできる空間を実現。一方、N-BOX カスタムはブラックを基調とした上質かつ精悍な空間を作り上げています。
また、エンジンルームがコンパクトになり、テールゲートが薄型化されるなどの改良によって、従来型から好評であった室内空間をさらに拡大しました。加えて、テールゲート開口部分の高さを低くしたことにより、自転車など大きい荷物の積み下ろしも楽に行えます。
そのほか、助手席シートの前後スライド量を570mmとする「スーパースライドシート」を搭載しています。これにより、後席や運転席間の移動が容易になるほか、標準装備されるスライドリアシートと合わせて多彩な使い方が可能になりました。
【ホンダ N-BOXの搭載エンジン・駆動方式は】
ホンダ N-BOXに搭載されるエンジンは直列3気筒の660cc、S07B型エンジンです。NAエンジンにはi-VTECを、ターボエンジンには電動ウェイストゲートをいずれも軽乗用車で初めて採用しています。
CVT(無段変速装置)やサスペンションシステムの高性能化と合わせて、NAエンジンのFF車は「平成32年度燃費基準+10%」、NAエンジンの4WD車・N-BOXのターボ車・N-BOXカスタムのターボFF車は「平成32年度燃費基準」、N-BOXカスタムのターボ4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」をそれぞれ達成しました。
S07Bエンジンは、先代N-BOXのエンジンと同様にロングストローク仕様を継承し、さらにロングストローク化を追求しています。大幅な軽量化とエンジン自体の低燃費化に加えて、クラストップレベルのトルクを両立でき、燃費性能を向上につながっています。
【ホンダ N-BOXを購入するポイント】
ホンダ N-BOXは、ホンダの軽乗用車のなかでは特に人気のある車種で、全国のホンダディーラーで販売されています。N-BOXカスタムと合わせるとかなりの量のグレードが存在するため、どのグレードのN-BOXを買うかの選択は慎重に行うことをおすすめします。
新車の売れ筋グレードは
ホンダ N-BOXのなかで最も売れ筋のグレードが、N-BOXカスタムの「Lターボ」です。助手席にコンビニフック、助手席ドアにドアロアーポケットを搭載するこのモデルは、FF車が196万9,000円、4WD車が210万2,100円となっています。
総合的なコストパフォーマンスを重視して購入するなら、N-BOXの「EX」がおすすめです。「L」と比べ安全・快適装備がより充実しており、同等の装備を持つカスタムの「EX」よりも約22万円も安いことがポイントとなります。
購入の注意点は
ホンダ・N-BOXは軽乗用車全般を見ても飛び抜けた人気を持っているため、競合車の名前を出しても値引き交渉に応じてくれないケースもあります。
少しでも安い価格でN-BOXを買いたい場合は、同じホンダディーラーを引き合いに出すと良いでしょう。
【ホンダ N-BOXまとめ】
ホンダ N-BOXは、軽乗用車のなかでも特に人気が高く、ファミリー層にも支持がある車です。
2代目 N-BOXは、先代のサイズ感はほとんどそのままに、車体の軽量化と先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」の搭載や、エンジン性能、CVTやサスペンションシステムの改良によってクラストップレベルの燃費性能を実現しています。
N-BOXの購入を検討している方は、ディーラー同士をうまく競合させて、効率よく値引き交渉をすることをおすすめします。