【トヨタ RAV4の基本情報】
トヨタ「RAV4」は2019年4月に日本市場としては4代目(北米も加えると5代目)となる最新モデルが発売されたクロスオーバーSUVです。2021年1月~6月における国内販売台数は2万8,383台であり、1994年に登場した初代モデルから長期的に人気を集めるモデルとなっている1台です。
RAV4は国際市場でも販売台数を伸ばしており、2016年~2017年には世界で最も売れたSUVになるほどの人気を博したクルマになりました。最新モデルとなる「4代目(北米も加えると5代目)のRAV4」は、ハイブリッド車とガソリン車が提供されており、優れた走行性能と燃費率をあわせ持つSUVとして国内外で人気を得ています。
【トヨタ RAV4のグレード構成は】
RAV4のグレード構成は、2WD車に2種類と4WD車に7種類がラインアップされています。
2WDには2リッターガソリン車の「X」と、2.5リッターハイブリッド車の「X」が用意されており、ガソリンモデルが274万3,000円(税込)。ハイブリッドモデルが334万3,000円(税込)となっています。
4WDは2リッターガソリン車に「X」「G」「G Zパッケージ」「アドベンチャー」の4種、2.5リッターハイブリッド車に「X E-Four」「G E-Four」の2種が用意されています。価格は「X」が297万4,000円、「G」が339万1,000円、「G Zパッケージ」が353万9,000円、「アドベンチャー」が331万円。「X E-Four」が359万6,000円、「G E-Four」が402万9,000円となります。また、2リッター4WDモデルには特別仕様車の「アドベンチャー オフロードパッケージ」も用意されています。
【トヨタ RAV4のエクステリアデザイン・サイズは】
RAV4のエクステリアデザインは、モチーフに「クロスオクタゴン」が取り入れられ、見る人にダイナミックな印象を与える外観になっています。
ボディサイズは基本が全長4600×全幅1855×全高1685mm(一部グレードが4610×1865×1690mm)と、日本で販売されるSUVとしては比較的中型サイズと言えるでしょう。
乗車定員は全グレード共通で5名となります。また競合車種となる日産 エクストレイルやホンダ CR-Vには7人乗りモデルも用意されています。
ボディカラーは標準、オプションを含めて、11種類が用意されており、うち4種類はツートーンカラーとなっています。
【トヨタ RAV4のインテリアデザインは】
RAV4のインテリアは、ロングドライブに適した車として前後席間距離が広く確保されています。車内空間は共通で室内長1890×室内幅1515×室内高1230mmと同サイズのSUVの中でも広めで、車内でリラックスできるように設計されています。
室内装備としては、オープントレイやセンターコンソールボックスなど充実した収納が設定されているので、小物やティシュケースなども置きやすい仕様となっています。
また、ラゲージスペースはミディアムSUVとしてトップクラスの容量を持っており、9.5インチのゴルフバッグを4個まで収納できる広さです。なお、リアシートを立てた状態の最大容量は約580リッター、奥行きは1015mmです。リアシートを倒した際の奥行きは1880mmで、大型の荷物を搭載できる車内空間の広さが特徴です。
【トヨタ RAV4の搭載エンジン・駆動方式は】
RAV4に搭載されているエンジンは、ガソリン車に2リッター直列4気筒モデル。ハイブリッド車に2.5リッター直列4気筒モデルが設定されています。
2リッターエンジンの最高出力は171ps、最大トルクは207N・m(21.1)/4800回転となり、吸気バルブの制御や全体的な動作効率が向上されたことで、WLTCモードで15.2km/Lという低燃費を実現しました。
ハイブリッドモデルには2.5リッターダイナミックフォースエンジンが搭載されており、最高出力は178ps、最大トルクは221N・m(22.5)/3600~5200回転です。高出力のエンジンとトヨタの進化したハイブリッドシステムを組み合わせることで、WLTCモード燃費は20.6km/Lとなります。
駆動方式は2WD、4WD。ハイブリッド車がE-Four(電気式4WD)となり、高い走破性と優れた燃費性能を両立している駆動方式です。
【トヨタ RAV4を購入するポイント】
RAV4は全国各地で展開されているトヨタ系列のディーラーで購入できます。
新車の売れ筋グレードは
2021年1~6月におけるRAV4の販売台数は2万8,383台となっていて、販売台数の約75%がガソリン車で占められています。2019年4月に登場した「2.0 アドベンチャー」は駆動方式が4WDでも価格が331万円(税込)とラインアップされているグレードの中でも、比較的購入しやすいモデルです。
ハイブリッドモデルを選択する場合は、流通台数が比較的多い「2.5 ハイブリッド G E-Four」がおすすめでしょう。優れた燃費性能を備えており、エコカー減税や環境性能割の適用対象になっています。
購入の注意点は
RAV4は国内外で流通する車です。日本市場における最新モデルは2019年に登場したモデル(国内では4代目。北米モデルも含めると5代目)です。トヨタとしても力を入れたモデルとなるので、外装・内装のデザインの高さや、4WDシステムの走破性や燃費など、RAV4の人気をけん引する内容となっています。
しかしながらRAV4が新しいモデルであるがゆえに値引き交渉は難しいと言えるでしょう。競合となる日産 エクストレイルやホンダ CR-VはRAV4に比べてモデルの古さが値引き交渉の障壁になることもあり、トヨタ ハリアーは同メーカーとなるため、高い値引きを引き出すのは少々難しいかもしれません。
RAV4を高値引きで購入するのであれば、他メーカー車との競合も含めて、トヨタ系のいくつかの店舗でRAV4の見積を取りながら根気強く交渉することをおすすめします。また、RAV4の中古車の購入を検討する場合、年式やオプション装備、ボディカラーなどに注意して購入しましょう。
【トヨタ RAV4まとめ】
トヨタ RAV4は2019年に最新モデルが発売されたSUVで、高い走行性能を備えた車です。
国内のSUVモデルとしては中型サイズのSUVでありながら、リラックスできる車内空間と大容量のラゲージスペースを備えていることが特徴です。ラインアップとしては2WDと4WD、そしてガソリンとハイブリッドモデルが設定されていて、8グレードの中から選択することが可能です。
グレードによって装備品やオプション内容が異なります。特に専用の装備品を複数採用している「2.0アドベンチャー 4WD」「2.5 ハイブリッド G E-Four 4WD」が売れ筋モデルとなっています。ロングドライブに適した車をお探しの方は、RAV4の購入を検討してみてはいかがでしょうか。