カローラレビンのAE86型はトヨタが1983年から1987年まで発売したハッチバックモデルです。
1972年に発売したスプリンタートレノと合わせてAE86型として扱われており、「ハチロク」という愛称で呼ばれている車種です。車名の「レビン」は「稲妻」という意味があります。
カローラレビンとしてAE86型は最後のFR車であり、カローラとして5代目となる当モデルからトヨタのクーペ系車両すべてに「レビン」もしくは「トレノ」という名称が用いられるようになりました。
ボディバリエーションは2ドアノッチバックと3ドアハッチバックの2種類で、ボディサイズは全長4200mm、全幅1625mm、全高1335mmです。
装備面では当時世界初となるエアロダイナミックグリルを搭載。ラジエーターの水温に応じてグリルを開閉することでエンジンの暖機運転を効率化し、燃費向上を図った装備となっています。
カタログ上の燃費は12.8km/Lですが、得意とする高速走行時においてはカタログ値以上に燃費が改善されたケースがあるようです。
エンジンはツインカムDOHC16バルブ1.6リッター(130ps)と、1.5リッター(85ps)の2種類が展開。16バルブエンジンの方は先代モデルからエンジン出力の向上が図られており、耐久性に優れた高回転型のガソリンエンジンです。
現在のAE86型カローラレビンハッチバックの中古車価格は、平均300万円です(2020年4月調べ)。「ハチロク」は市場人気が高く高額モデルになっています。車体の状態と価格に満足がいけば購入を検討してもよいでしょう。