【スズキ ジムニーの基本情報】
スズキ「ジムニー」は、2018年7月に最新モデルが発売された軽乗用車です。
耐久性に優れるラダーフレームを用いた4WD車で、高い走破性を持つ軽乗用車として長期的な人気を得ています。山間部や雪道などにおける交通手段として用いられているほか、林業や配送業などにおける作業用車両としても活躍しています。
ジムニーの年間目標販売台数は1万5,000台ですが、モデルチェンジが行われた2018年7月には月間販売台数が5,062台と、年間目標の3分の1である記録を早くも打ち立てています。
【スズキ ジムニーのグレード構成は】
ジムニーのグレードは「660 XC」「660 XL」「660 XG」の3グレードです。全グレードが4WD車に統一されており、AT車とMT車で価格が異なります。
「660 XG」はAT車が158万4,000円、MT車が148万5,000円。「660 XL」はAT車が171万500円、MT車が161万1,500円。最上位グレードの「660 XC」はAT車が187万5,500円、MT車が177万6,500円(すべて税込)となります。
なお「660 XC」は本体の塗装色によって価格が変動します。ピュアホワイトパールは2万2,000円、ブラック2トーンルーフ仕様は4万4,000円、ブラックトップ2トーン仕様は6万6,000円の追加費用が車両価格に必要になります。
【スズキ ジムニーのエクステリアデザイン・サイズは】
ジムニーのエクステリアは、新しく開発されたラダーフレームをベースとして、積雪を防ぐボディー形状やホイール周りの調整など、走破性を向上させる工夫が施されています。
また丸型ヘッドランプや5スロットグリルといった過去モデルのパーツを継承したデザインにもなっています。
ジムニーのボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1725mmと全体的に他社の軽乗用車と変わらないサイズです。悪路走破性を向上させるために、最低地上高は205mmとなっています。
【スズキ ジムニーのインテリアデザインは】
ジムニーのインテリアは、オフロードでの使用を想定したデザインのため、大型のドアグリップや防汚タイプラゲッジフロアといった装備が揃っています。
また、リヤシートを倒すことでラゲージスペースを拡張でき、最大で9.5インチのゴルフバックを2個収納できるほどです。
さらに、運転席を含む全ての座席を倒せるため、フルフラットにして車内で休息を取ったり、助手席を倒して長い荷物を載せたりするといった使い方も可能です。リヤシートを倒した際の荷室容量は352リッターです。
【スズキ ジムニーの搭載エンジン・駆動方式は】
ジムニーに搭載されているエンジンは、直列3気筒インタークーラーターボエンジンです。総排気量は658㏄、最高出力64ps、最大トルク96N・mです。
ターボチャージャーを採用することで加速性能の向上が図られており、未舗装路や坂道などでも安定したパフォーマンスを発揮します。
また、路面状況に応じて2WDと4WDを切り替えるパートタイム4WDが採用されており、市街地や未舗装路、坂道などのさまざまな状況で安定したパフォーマンスが期待できます。
燃費はWLTCモードで、AT車が13.2km/L、MT車が16.2km/Lです。動力性能と燃費を改善するために、電子制御スロットルやロングノズルインジェクターなどを用いています。
【スズキ ジムニーを購入するポイント】
ジムニーは、全国各地で展開されているスズキ系列のディーラーで購入できます。
新車の売れ筋グレードは
ジムニーの売れ筋グレードは、流通台数は「660 XC」が最も多いようです。乗り心地を重視するなら最上位グレードの「660 XC」、ある程度価格を抑えたい場合は中間グレードの「660 XL」がおすすめです。
購入の注意点は
ジムニーは市場人気が高い車のひとつで、新車で購入する場合は注文から納車までに1年~1年半ほどかかる状況です(2021年7月時点)。
そのため、新車の購入を検討する際には、極力早めに注文を行いましょう。購入に向けた見積りを行う際には、SUVや軽トールワゴンと競合させて値引き交渉を行うことをおすすめします。
【スズキ ジムニーまとめ】
ジムニーは4WDの軽乗用車であり、高い悪路走破性を備えた車として長期的な人気を得ています。
2018年に実施されたモデルチェンジでは耐久性や走破性を向上させる工夫が施されており、山間部や雪道などでの移動手段として安心した走りを実現させました。
納車までに時間がかかることも多いため、状況に応じた購入の判断をおすすめします。