スバルは、新型「SUBARU BRZ」の日本仕様車を2021年4月5日に公開しました。今回公開されたモデルは2代目モデルにあたり、発売は2021年の夏頃を予定しています。
SUBARU BRZはスバル独特の水平対向エンジンを搭載し後輪を駆動するスポーツカーで、先代同様に水平対向エンジンの強み「低重心」「軽量」「コンパクト」を活かした世界トップクラス低重心ボディと、それによる優れたハンドリング性能を誇ります。
また、SUBARU BRZはスバルが生産するクルマでありながらトヨタとの共同開発車でもあり、トヨタからは「GR 86」としてOEMモデルが販売されています。しかし外装から足回りまで両車のセッティングは大きく差別化されたため、SUBARU BRZとGR 86はベースこそ同じクルマでありながら見事に違う運転感覚とキャラクター性を持ち合わせています。
この2代目モデルでは排気量を先代モデルより拡大した2.4Lの新開発エンジンを搭載し、レスポンスの良さと増大したトルクによって鋭く力強い加速を体感できます。さらにフレームなど車体の構造も見直したことでボディ剛性も大幅に向上。それでいながら軽量なアルミを素材としたパーツをボディ要所に効果的に使用したため、エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を最低限に抑制し、スポーツカーならではの「走りの愉しさ」をより引き上げることに成功しました。
ボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm(アンテナの高さを含む)となり、全長は微かに伸びたものの初代モデルをほぼ変わらない大きさを維持しています。
新型モデルではスバルの誇る先進安全支援デバイス「アイサイト」がMT車を除くグレードに標準で装備となり、プリクラッシュブレーキや全車車速追従機能付クルーズコントロールなどが採用されたことで、スポーツカーでありながら安全性と快適性をますます向上した点も大きな魅力です。